マネジャーは、それぞれが思いをもち日々マネジメントを行っています。 しかし実は、それが「正しいのか」「周囲にどう思われているのか」を知る機会は、まずありません。
改善や進化のためには、まず「正しい現状認識」が不可欠です。
そして、そのためのヒントは、なによりも「日常の上司・同僚・部下が日々感じていること」にあるのです。
本研修では、「360度フィードバック」という手法を用い、マネジャーの進化を支援します。
職場での自分の言動をつまびらかにする
①「貴社が求めるマネジャー像」に照らしてフィードバック項目を決定
本研修では、貴社の事業やマネジャーのステージに応じた「あるべきマネジャー像」という像に照らして、自身の日常の言動を振り返ってもらいます。
フィードバック項目である「あるべきマネジャー像」は、当社で定義する「マネジメント・マネジャー(※1)」、「イノベーティブ・マネジャー(※2)」からの選択のほか、貴社で求められる項目をもとに設計することも可能です。それは、あらためて経営からのメッセージを伝える機会にもなります。
(※1)与えられた組織制約の中で確実に成果を出すマネジャー像
(※2)組織を新事業や新サービス創造に導くマネジャー像
貴社の求めるマネジャー像にあわせて実施可能
②ひとり90分!グループ全員で「マネジメント課題」を探す
職場からのフィードバック内容をもとに、受講者たちが協力して、本人の進化につながる「成長課題」を真剣に探します。
多くのマネジャーから「ここまで深く自分に向き合った機会はなかった」と感想が出る真剣勝負。独自のプログラム設計により、まるで濃密な居酒屋談義のような時間が生まれます。
③研修で終わらせない「職場につなぐ」
重要なのは、発見した核心的な成長課題をもとにした行動をいかに起こすか。
本研修では手引きに従い、研修後に職場で「マネジャー変革ワークショップ」を行うことをおすすめしています。
当社から無償提供する運営スライド等を用い、フィードバックに協力してくれた職場の上司・同僚・部下とともに「現状認識」「マネジメント課題」「アクションプラン」をすりあわせます。これにより、マネジャーと周囲との距離が近づき、行動が継続しやすくなるのです。
※以下は2日版の場合です。本プログラムは1日での短縮版でのご提供も可能です
1日目
オリエンテーション
【目的】 | 研修のテーマや進め方を理解し、参加意欲を喚起する |
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【内容】 | 研修のねらいと、2日間の流れetc. |
現状共有
【目的】 | マネジャーとしてのお互いの現状を理解し合う |
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【内容】 | グループ共有(事前課題をもとに「マネジメント経験」「担当組織の状況」「自分の現状」「マネジメントで感じていること」について共有) |
マネジメントとは
【目的】 | よいマネジャーがすべきことの概要をつかむ |
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【内容】 | グループ討議(被マネジメント体験をもとに「よい言動」「よくない言動」を議論)解説(「マネジメント・マネジャー」「イノベーティブ・マネジャー」などの概要の解説) |
己を知る
【目的】 | 「核心的なマネジメント課題」をつかむ |
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【内容】 | 自己分析(フィードバック内容をもとに自己分析を行う) グループ討議Ⅰ・Ⅱ(グループメンバーの力をかりて段階的にマネジメント課題を掘り下げる) |
2日目
自分にとっての己を知る(つづき)
【目的】 | 「核心的なマネジメント課題」をつかむ |
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【内容】 | 自己分析(フィードバック内容をもとに自己分析を行う) グループ討議Ⅰ・Ⅱ(グループメンバーの力をかりて段階的にマネジメント課題を掘り下げる) |
マネジメント課題をふまえ、今後の目標と具体的なプランを立てる
【目的】 | 後輩育成に関わる効果的な「場面」や「手法」を学ぶ |
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【内容】 | 解説(「よい目標設定」の立て方) グループ共有(「マネジメント革新プラン」を立案する |
研修名 | マネジメント研修「M360フィードバック」 |
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対象者 | 組織マネジャー(課長/部長) |
目的 | マネジャーとしての職場でのリアルな言動を題材に「マネジメントの革新」につながる「マネジメントの課題」を発見する |
学習テーマ | (1)期待されるマネジャー像 (2)「マネジメント課題」 (3)「マネジメント革新プラン」 |
適性人数 | 8名程度(4名2グループ) |
標準時間 | 1日目:9:00-20:00 2日目:9:00-18:00 |